不動産についての豆知識NO.57(設備表について)

2022年12月12日

今週の不動産豆知識NO.57【設備表について】

毎週月曜日1回、不動産の有益情報をセンチュリー21配信のYoutubeにてお届けしております。

第57回目の今週のテーマは『設備表』についてです。

設備表って何？

『設備表』とは、不動産売買において、とても大切かつ重要な書類です。

では、そもそも『設備表』とは何でしょうか？

高額な不動産取引の場合、その物件が売買締結時にどのような状態、状況で買主様に引き渡しをするのか明確にする必要があります。

売主様は、物件の状態、設備の具合、劣化など、自分の知っていることを買主様に説明して、その内容を承知した上で、契約時にこの書面を交わしておくと、物件引き渡し後のトラブルを防ぐことができます。

設備表に、故障や不具合が『無』にチェックしているにも関わらずに、故障や不具合があった場合には、買主様は売主様に対して修復の請求をすることができます。

設備表には『主要設備』と『その他』の設備に分けられています。

主要設備とは、給湯器などの給湯関係、浴室や洗面、台所設備などの水周り関係、換気扇などの空調関係、インターフォンなどが主要設備に含まれます。

その他の、照明器具、食器棚、扉、襖、テレビアンテナなどの設備は『その他の設備』になります。

そして、この主要設備に関しては、売主様へ請求することができる部分でもあります。

その不動産に故障や不具合がある場合、出来る限り早い段階で売主がその箇所を確認して、購入検討者に対して知らせるためでもあります。

主要設備のうち、故障、不具合の欄に『有』と記入したものについては、売主様は修復義務を負いません。

つまり売主様は、そのささいな瑕疵であってもすべて買主様に知らせておかなければいけないというわけです。

売主様が買主様に説明することによって、買主様が設備に故障・不具合があるかないかを、またその故障・不具合の内容を知って購入した場合、引き渡し後のトラブル防止にもつながります。

ある日の🐱とA(宅建業者)との会話

🐱：設備表って何？
A：はい。ご説明いたします。
設備表とは、不動産売買をするにおいて、とても重要な書類です。
売主様が物件の状態、設備の具合、劣化など、自分の知っていることを買主様に説明する書類になります。

🐱：そうなのね、大切な書類ね。
A：はい。
例えば、設備表の主要設備に、故障や不具合が『無』にチェックしてあるにもかかわらず、故障や不具合があった場合には、買主様は売主様に対して修復の請求をすることができます。

🐱：もし、『有』にチェックをしていたら？
A：はい。
主要設備のうち、故障、不具合の欄に『有』と記入したものについては、売主様は修復義務を負いません。

A：つまり、売主様は、そのささいな瑕疵であってもすべて買主様に知らせておかなければいけません。
売主様が買主様に説明することによって、買主様が設備に故障、不具合があるかないか、またその内容を知って購入した場合、引き渡し後のトラブル防止にもつながりますよね。

🐱：確かにそうね。よく分かったわ。ありがとう！

★詳しくはセンチュリー21youtubeをご覧下さい★

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