不動産についての豆知識NO.33(空家問題について)

2022年06月20日

今週の不動産豆知識NO.33【空家問題について】

毎週月曜日1回、不動産の有益情報をセンチュリー21配信のYoutubeにてお届けしております。

第33回目の今週のテーマは『空家問題』についてです。

『空家問題』とは？

まず、空家問題とは何でしょう・・・

空家を放置したままでは近隣住民の方に迷惑がかかります！

『ゴミが散乱してゴミ屋敷になってる。臭いがすごいな・・』

『どんどん古くなるから、家が倒れたり、瓦が飛びそう』

『玄関が壊れてるから溜まり場になりそう』

『庭の木が伸び放題で歩きづらいな』

空家を放置すると、こんなにもたくさんの迷惑がかかってしまいます！

止まらない・・空家問題

これから、ますます空家が増えていく気配がします。

その原因の一つとして、あげられるのが少子高齢化です。

人生100年時代と言われるように寿命が延びたことにより、介護施設の利用が増え、元々住んでいた家が空家になるケースなどがあります。

核家族化が進み、子供の数も少なく、一度家を出ると子供が戻ってこない、その家に住む人がいなくなり、空家となり放置されてしまいます。

そのほかには、中古住宅より新築住宅を好む方が多いことにより、空家が増える。

建物を壊して更地にしてしまうと、固定資産税が増えてしまうため、誰も住んでないけど、そのままにしておこう・・と空家をほったらかしにする。

核家族化や高齢化が進んでいくことによって、空家がどんどん増えていくことでしょう・・・

空家の活用方法について

空家の活用方法について何点かご紹介いたしましょう。

1.：そのまま貸す：もし、その空家がリフォームなどをしなくても、そのまま住めそうなら、そのまま貸し出すこともできます。

2：築年数がかなり経過していて、建物の状況があまり良くない場合はリフォームをしてから貸し出す。

3：シャアハウスにして数人に貸し出す

4：空家を活用することが難しい場合は、最終的には売却という選択もあるかと思います。

相続した空家をそのまま所有するべきか、手放すのか、それとも有効活用するのか・・・いくつかの選択肢があります。

どの方法を選ぶのか悩まれると思います。

その物件状況や周辺環境、相続した方の考え、様々なことをよく考えて、慎重に検討して、空家の活用方法を選ばれるのがいいと思います。

ある日の🐱とA(宅建業者)との会話

🐱：空家って、何が問題になってるの？
A：はい。空家の一番の問題は、空家を放置することによって、ゴミが散乱したり、異臭、害虫の発生、建物の老朽化による建物の崩壊、外壁が落ちたり、庭の植木が歩道や車道にはみ出て近隣住民や第三者に損害、被害をもたらしてしまうことです。

🐱：確かに放置してある空家って怖いよね・・その空家の所有者にはどんな責任があるの？
A：はい。たとえ空家であっても、所有は適切に安全に管理する責任があります！もし、外壁が倒壊して、近隣住民や通行人に被害を及ぼした場合は、損害賠償などの管理責任を問われることになります。

🐱：空家所有者に対する責任が厳しくなっちゃうのね？
A：はい。そのとおりです。
空家を放置すると、指導や勧告、命令や過料などの処分を受ける場合もあります。

🐱：そうなのね。厳しいのね。
A：はい。空家のまま放置したまんまで、貸しにだしたり、売りにだしていない空家は特に問題となっており、危険空家等となります。
空家をきちんと管理することは、所有者や管理者の責任です。ご近所の方や、第三者に迷惑や被害をあたえないためにも、きちんと適切な管理をしていくことが一番だと思います。

★詳しくはセンチュリー21youtubeをご覧下さい★

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